34.情報のノウハウ:広告と広報


 自社ウェブサイトやフライヤーは安価な広告宣伝のメディアです。FBページ(法人なら作成できます)やツイッターと連動させて、ファンの獲得を目指しましょう。

 

自社ウェブサイト

 最近はCMS(JimdoやWixが有名)の発達のおかげで、HTMLの知識がなくても自分でつくれるようになりました。無料プランで練習しておいて、事業開始前に有料プランでオリジナルドメインやメールアドレスを取得するのが有用でしょう。その際、自社予約OTAに手数料を取られない)は必ずできるようにしておきましょう。自社予約の設定は第29項(有料)を参照してください。

 ちなみにJimdoは自分でサーバーやドメインを用意しないで良いので楽です。本サイトもJimdoで作成しています。もちろん将来の拡張性に備え別途サーバーとドメインを自分用意してWordpressで作成するのも手です。

 

宿泊約款

 各OTAごとにキャンセルポリシーを決めることができますが、自社予約の場合のキャンセルポリシーはこの宿泊約款に基づきますので、顧客と揉めないよう、きちんと作成し、館内のみならずウェブ上にも掲示しておくことは必須です。ゲストハウスのモデル宿泊約款ここからダウンロードして作成してください。

 

施設紹介パンフレット

 無料で観光協会やお店などで置いてもらう場合、サイズが小さければ小さいほど喜ばれます(十分な置くスペースが先方にない場合もあるからです)。情報は絞り、ショップカードサイズも検討しましょう


<自分でドメイン・サーバーを取得する場合のおすすめサイト>



広告よりも広報を

プレスリリース

 広告はアナタがお金を払って載せてもらうメディアです。雑誌、新聞広告、看板などメディア問わず基本的に数十万円の世界です(逆に10万円以下の広告は効果がありません)。一方で広報は基本的に無料でアナタがメディアに向けて発信するもので、プレスリリース(PR)と呼ばれます。メディアが興味を持つと向こうから取材をさせて欲しいと依頼されます。無料でしかもテレビ、ラジオ、新聞などで紹介されるので施設の知名度もアップします。費用対効果が抜群に良いのが広報です。Japonica Lodge営業時の「メディア実績」も全てPRで0円で獲得したものです。

  • プレスリリース(PR)は通常PRリリース配信サービス(「PRTimes」や「バリュープレス」などが有名)を使って一斉に新聞、ラジオ、雑誌などの複数メディアに投げます。
  • 有料サービスの場合、投げる先を自分で選択できるうえ、数百社いっぺんに配信できるので利便性が高いです。有料でも数万円と広告に比べ安いです。
  • PRには「書き方」の作法があり、学習する必要がありますが、それ以上に重要なのはタイトルです。「日本初」「○○限定」など刺さるキーワードを入れておかないとメディア担当者の目に留まりませんので。
  • もちろん自分でFAXや手紙を出す方法もあります。その場合は「広報・マスコミハンドブック」が便利です。

 普通のゲストハウスでアピールしづらい・・・というのなら、経営者であるアナタの熱意や経歴をアピールする手もあります。プレスリリースではなく「another life.」や「storys.jp」などを活用してみる方法もあります。

 

近隣アクセスマップ

 ゲストハウスは泊食分離(食事は提供しない)が基本ですので、顧客は近隣に買い物などに出かけます。地域の近隣マップに載せてもらう、または自分で近隣マップを作製するなど、施設を中心としたマップを製作すると喜ばれます。Adobeイラストレーターなどで作成するか、ランサーズなどの外部委託サイトでデザイナーに発注しましょう。製作したマップはそのまま自社ウェブサイトのアクセスのページ載せてしまえば、近隣の魅力と合わせて訴求できるので一石二鳥です。


インバウンドメディアを意識

  • 上述のPRは基本的に日本のメディアに向けたもの(※1)ですので、なかなか海外の顧客にまでリーチすることはできません。しかし実は宿泊施設のサイト(特にOTAに掲示している宿泊施設のページ)は飛行機のチケットと並んで、インバウンド旅行者が日本に来る前に予約するため、旅行動機の早い段階で目にするインバウンドメディアなのです。
  • そこで目にする宿の写真は宿泊先決定意思に大きな影響を与えます。カメラマンにお願いしてでも素敵な写真を掲載しましょう(※2)。カメラマンも外部委託発注サイト(クラウドワークスやランサーズなど)で探すことができます。この他にインバウンド旅行者の目に触れたいとなるとPRと異なり、広告代理店を通してメディアに載せることになり、多額な費用(例、外国人向けガイドブック掲載の場合1/4ページの広告で年間80万円!)を要します。カメラマンのほうがはるかに割安です。

(※1)外国メディアに対してPRを投げたい場合はフォーリンプレスセンター(FPCJ)やバリュープレスの英語版を使用可能。

(※2)フォトショップやイラストレーターで加工した写真はOTAによって掲載されない可能性が高いです。加工していない良い写真が必要になってくる理由はここにあります。


<外部委託業務を発注する際のおすすめクラウドソーシングサイト>